実家を売る前の不動産一括査定サイト比較提携社数・依頼数・会社の選び方の違い

実家の写真と複数の査定書を並べて見比べる娘のイラスト

一括査定サイトは、大手6社だけに頼む型、2,500社前後の提携先から最大6社に頼む型、自分で会社を選び匿名でも査定できる型に分かれます。地方の土地や農地は提携先の多い型でないと依頼先が出ないことがあり、都市部なら大手中心の型でも足ります。宅地建物取引業法は査定価格に意見を述べるとき根拠を示すことを求めているため、最も高い額ではなく根拠の説明で依頼先を選びます。

目次
  1. 一括査定サイトは3つの型に分かれる
  2. 4つのサイトを同じ項目で比べる
  3. 査定額の高さで決めない
  4. 状況別の査定先の選び方

状況を整理する

この記事でわかること

  • 一括査定サイトの3つの型と、相続不動産の相談窓口との違い
  • HOME4U・すまいValue・イエウール・LIFULL HOME'Sの8項目比較
  • 査定額の高さで決めない理由と、根拠の聞き方
  • 物件の場所と状況別の選び方

一括査定サイトは3つの型に分かれる

不動産の一括査定サイトは、どれも「無料・最大6社」と書かれていて違いが見えにくいですが、どの会社に査定を頼めるかで3つの型に分けられます。

査定を頼める会社 向いている人 向いていない人
大手中心型 すまいValue 運営する大手不動産会社6社 実家が都市部にあり、大手の販売網で売りたい 地方の土地や農地、大手の営業エリア外の物件
提携先の多い型 HOME4U、イエウール 全国2,500社前後の提携先から最大6社 地方の実家や土地で、地元の会社にも頼みたい 連絡をできるだけ少なくしたい
自分で選ぶ型 LIFULL HOME’S 登録5,195社から自分で選ぶ(匿名査定あり) 会社の特徴を見て選びたい、まず概算だけ知りたい 会社選びを任せたい

このほかに、相続した不動産を専門に扱う不動産会社へ直接相談する方法があります。査定と一緒に、相続登記や遺産分割の段取りを相談できるのが違いです。

4つのサイトを同じ項目で比べる

2026年9月16日に、各サイトの公式ページで確認できた内容です。

項目 HOME4U すまいValue イエウール LIFULL HOME’S
提携先の多い型 大手中心型 提携先の多い型 自分で選ぶ型
運営 株式会社NTTデータ・ウィズ 大手不動産会社6社 株式会社Speee 株式会社LIFULL
提携・登録社数 約2,500社 運営6社 2,500社以上 5,195社
一度に依頼できる数 最大6社 最大6社(所在地と種別で変動) 最大6社 記載を確認できず
利用料 無料 無料 無料 無料
会社を自分で選べるか 選べる 所在地と種別で決まる 記載を確認できず 一覧から選ぶ
匿名査定 記載を確認できず 記載を確認できず 記載を確認できず あり(メールアドレスのみで机上査定)
対応物件 マンション、一戸建て、土地、ビル、店舗・倉庫など マンション、一戸建て、土地、一棟物件など マンション、一戸建て、土地、一棟物件、店舗・工場・倉庫、農地など マンション、一戸建て、土地、投資用物件、倉庫・工場

すまいValueは運営各社の営業エリア外は対象外と案内しています。地方の実家では依頼先が出ないことがあるため、そのときは提携先の多い型を使います。

どのサイトも利用は無料です。査定の後に売却を頼むときは、不動産会社と媒介契約を結び、売れたときに仲介手数料を払います。媒介契約の種類は東日本不動産流通機構の説明が分かりやすいです。

査定額の高さで決めない

一括査定で6社から査定額が届くと、いちばん高い会社に頼みたくなります。ただ、査定額は「この価格で売れる」という約束ではありません

宅地建物取引業法第34条の2第2項は、不動産会社が売買価格について意見を述べるときは根拠を明らかにしなければならないと定めています。査定書を受け取ったら、次の点を聞いて比べます。

聞くこと 比べる理由
比べた取引事例はどの物件か 近くで、同じような広さと築年数の事例かで、査定額の確からしさが変わります
いくらで、どれくらいの期間で売り出すか 高い査定額でも、長く売れずに値下げを重ねると結果は変わりません
建物を残して売るか、更地にするか 古い家は解体費や固定資産税の扱いで手取りが変わります
相続した空き家の特例が使えるか 条件を満たすと譲渡所得から最高3,000万円を控除できる特例があります(国税庁

解体してから売るかどうかは、解体工事の一括見積もりサイト比較売る・貸す・解体・保有の比較で整理しています。

状況別の査定先の選び方

いまの状況 まず検討する型 理由
実家が都市部のマンションや一戸建て 大手中心型 大手の販売網と取引事例で比べられます
実家が地方にある、土地や農地を含む 提携先の多い型 地元の会社も含めて依頼先が出やすくなります
まず概算だけ知りたい、電話を減らしたい 自分で選ぶ型(匿名査定) メールアドレスだけで机上査定から始められます
相続登記や遺産分割がまだで、売却と一緒に相談したい 相続不動産を扱う不動産会社 査定と相続の段取りを合わせて確認できます

どの型でも、2〜3社の査定書を受け取り、根拠と売り出し方の説明で依頼先を決めることは変わりません。売却の手順全体は実家売却の流れで整理しています。

よくある疑問

よくある質問

一括査定サイトはどこがいちばん高く売れますか?

売れる価格はサイトではなく、物件と依頼した不動産会社の販売力で決まります。どのサイトも査定の依頼は無料で、最終的な売却価格は保証されません。査定額が最も高い会社ではなく、根拠を具体的に説明できる会社を選びます。

一括査定を申し込むと電話がたくさん来ますか?

依頼した社数だけ連絡が来る可能性があります。イエウールは査定結果をメール、電話、マイページで届けると案内しています。電話を減らしたいときは、LIFULL HOME'Sの匿名査定(メールアドレスだけで机上査定)から始める方法があります。

田舎の実家や農地でも一括査定は使えますか?

対応物件に農地を含むサイト(イエウールなど)や、提携社数の多いサイトなら依頼先が出ることがあります。すまいValueは運営6社の営業エリア外は対象外です。依頼先が出ないときは、地元の不動産会社や自治体の空き家バンクも検討します。

選択肢を比べる

サービスと公的な選択肢の比較

PR この比較表にはアフィリエイト広告が含まれます。公式情報をもとに編集部が整理しており、掲載順は推奨順位ではありません。

候補ごとの特徴・向いている状況・注意点
選択肢向いている状況確認したい注意点
ハックベリーズ不動産(相続不動産の査定・相談)ハックベリーズ不動産
  • 相続した実家の売却を、登記や遺産分割の手続きとあわせて相談したい
  • 相続不動産の扱いに慣れた会社に訪問査定を依頼したい
  • 対応エリアは東京都・埼玉県のため、それ以外の物件は対象外
  • 土日祝や夜間の相談は事前予約が必要で、夜間は基本的にオンライン対応
  • 査定額は売却を保証する金額ではないため、根拠と想定期間を書面で確認する

選定母集団:2026年9月16日に全国対応の不動産売却の一括査定を公式サイトで案内していた主要4サイトと、相続不動産に特化した相談窓口1件

評価基準:運営と提携社数、一度に依頼できる社数、会社を自分で選べるか、匿名査定の有無、対応物件(土地・農地など)とエリア

調査日:

関連情報・信頼性

出典・参考資料

  1. HOME4U「不動産売却の一括査定」(2026年9月16日確認)
  2. すまいValue(2026年9月16日確認)
  3. イエウール(2026年9月16日確認)
  4. LIFULL HOME'S「不動産売却査定」(2026年9月16日確認)
  5. ハックベリーズ不動産「相続不動産」(2026年9月16日確認)
  6. e-Gov法令検索「宅地建物取引業法」(2026年9月16日確認)
  7. 東日本不動産流通機構「媒介契約制度」(2026年9月16日確認)
  8. 国税庁「No.3306 被相続人の居住用財産(空き家)を売ったときの特例」(2026年9月16日確認)